2012.1.13-29

Ryoko Akama Solo Exhibit
「pheno_psycho_mime
~オトとして存在しないところにあるオト」展

.

.
このたび、恵比寿gift_labにおいて、90年代後半から英国をベースに活動を展開してきた音響映像作家Ryoko Akamaの、日本での初個展を開催いたします。今回の展覧会タイトルでもある作品「pheno_psycho_mime」は、擬態語/擬情語をテーマに、音と言葉と記憶の関係を、肌触りが呼び起こされるような繊細な映像と音で表現した現在進行中のプロジェクトです。常設のsound trip内においては、2011年に製作された音の作品「Nutopia」を展示いたします。
.
Ryoko Akamaは、10年以上に渡りヨーロッパでテクノロジーを用いたアーティスト・ミュージシャンとして活動後、2006年に自然農法を学びに東北へ戻って来ました。そんな経験を経た彼女の近年の作品は、デジタル技術を用いながらも、土の匂いとともに暮らす生活の息吹を内包したものとなってます。彼女独特のバランス感覚で、フィールドワーク・フィールドレコーディングという対象との距離や関係がくっきり現れてくる手法を用い、自然の深さや厳しさ、そこで行われる人間の営みを、瑞々しい淡いフィルタを通して表現しています。
.
1月14日(土)のオープニングでは、Ryoko Akamaによるソロライブパフォーマンスも予定しております。

.


.
展覧会期:2012年1月13日(金)~1月29日(日)12:00-20:00(月休)
展覧会場:gift_lab 渋谷区恵比寿西1-16-1 丸山ビル202 → google map | web
入場無料
.
オープニング&パフォーマンス: 1月14日(土)18:00-20:00
 *パフォーマンスは19時頃からのスタートを予定しております。
 *当日、受付で参加費500円(1ドリンク+おつまみ付き)をいただきます。

.


.

Ryoko Akama:
仙台出身1976年生まれの音響映像作家。1995年渡英。英国でサウンドエンジニアとなり、後にRyo Co./ Ryoko Kuwajima名儀で音楽制作活動を始める。2000年Melange Recordsレーベルを設立。生の映像/録音とメディア技術を用いた音楽と映像のインスタレーションやパフォーマンス作品をSonar Festival、STEIM、仙台メディアテーク等で発表。
Kaffe Matthews/Eliane Ragigue/ AGFとのthe lappetitesとしての活動、Tony Conrad等とのコラボレーションをはじめ、国際的に様々なプロジェクトに関わってきた。2005年長唄杵家弥登孝師匠に弟子入りし三味線と唄を学ぶ。2011年春より英国 Huddersfield大学で「オトの経験 民族的感性と現代音楽」をテーマにして3年間研修生博士課程に在籍予定。http://www.ryokoakama.com
.


.
【gift_lab】
「gift of sound, vision and space」を提供することを目的に活動しているクリエイティブユニットgift_の実験室。恵比寿にギャラリー・ショップ・空間設計オフィスをかねるトランスジャンルなスペースを展開している。 http://www.giftlab.jp